二〇二〇年一月の本

最近気づいたんですけど、読書って別にすべての文字を読まなくてもいいってみなさんご存知でしたか?わたくし、日々の中で読書くらいしか情熱を注いでいるものってないのですが、読むスピード遅いなあ遅すぎて前半で起こったことほとんど忘れちゃったなあ、なんて悩んでいたんですけど、それはどうも一字一句読まなければならないという呪縛にとらわれていたからで、語彙力が乏しいので何ていったらいいか分かんないんですけど、なんというか特殊な時(がどんな時かは人によるが)を除いて「浅く人付き合いする」みたいな意識でいこうと思います。何でこんな宣言しているのかは自分でもよく分かりません。

 

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①数奇にして模型/森博嗣

S&Mシリーズ第9作目。テーマは「異常」(たぶん)。720ページもあるのも異常。とにかく分厚いので、誰もが読み始める前から心が折れそうになると思うんですけど、シリーズ第10作目はもっとページ数が増えるので、720ページごときで折れてる場合ではない。ページの多さだけ語って肝心の中身について語っていないが、犀川先生がカッコいいことだけは述べておく。

 

②オスロ警察殺人捜査課特別班 アイム・トラベリング・アローン/サムエル・ビョルク

北欧はノルウェー発のスリラー小説。ある事件をきっかけに解散になった特別班が少女連続殺人事件をきっかけに再結成。直感型の刑事ミアをはじめ、班のリーダー・ムンクなど登場人物が魅力的でテンポが早くて読者を飽きさせない。が、文庫版で読まなかったから今知ったのだが、文庫版にすると727ページもあるんですって。衝撃☆

 

③説教師 エリカ&パトリック事件簿/カミラ・レックバリ

シリーズ2作目。「エリカ&パトリック」というわりには、パトリックしか活躍していなかったのが気がかり。これからもそんな感じなのか。シリーズ名間違えたのか。まあでも旦那が刑事だからといって一般人の妻が捜査に加わるのもおかしいので正しい有り方として納得すべきなのか。3作目を持って決断したい。ちなみにこちらは624ページ。

 

④有限と微小のパン/森博嗣

S&Mシリーズ第10作目にして最終巻にして860ページ。大事なことなのでもう一度言うが、860ページ。これ以外にいう事は特にないのだが、あえて為になることを一つだけあげるとするならば、このシリーズは順番に読まなくても楽しめる作風になっているが、この作品は1作目の登場人物がちらほら出てくるので1作目を読んだ方がより楽しめる。

 

⑤京大変人講座

どんな変なことが書いてあるのかと思ったら、京大の先生たちが考えている「変なもの」についての講義の本でした。難しいことは置いといて、京大の先生が「ぼちぼちでいい」「おおざっぱでいい」と言っているので、これからは自信を持ってぼちぼちとおおざっぱを極めるために生きていこうと思う。