二〇二〇年六月の本

久しぶりに読書が充実した一ヶ月。頑張ればできるのだ、ということが証明できてうれしいが、毎日のように寝不足になってしまったのは辛かった。おかげで日中ずっと眠かった。

 

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左上から時計回り

 

①マーチ博士の四人の息子/ブリジット・オベール

マーチ家のメイド・ジニーの日記とマーチ家の息子のうちの誰かである殺人鬼の日記を交互に読み進めていく本作。途中の中だるみを耐えれば待っているのはゾクっとするラスト…。

 

②キャヴェンドン・ホール 失われた薔薇/バーバラ・T・ブラッドフォード

ダウントンアビーロスに陥ったのでダウントンアビーの雰囲気に似た本を読みたくて執念で探し出して読んだ本作。ダウントンアビーよりもドロドロ感は少ないが、少しはダウントンアビーロスが解消できた。全三作。続き読むのどうしようかな~。

 

③パードレはそこにいる/サンドローネ・ダツィエーリ

イタリア発ミステリー。女性警察官コロンバとコンサルタントのダンテが事件を追う。あーこれはすごかった。ページをめくる手が止まらなかったおかげでものすごく寝不足に。この次も読まなければ、と思わせるラストはずるい。

 

④闇という名の娘/ラグナル・ヨナソン

アイスランドが舞台のミステリー。シリーズ一作目。数か月後に定年と思っていたらあと二週間で定年に追い込まれてしまった女性警部フルダ。こんな頑張ってきたのにこんな終わりアリ?と、最後に未解決事件を解決して有終の美を飾ろうと奮闘していたフルダに待っていたのは…。このラストはなんだ。だめだろう。あと二作、どんな気持ちで読んだらいいのー!!バカー!!

 

⑤月は幽咽のデバイス/森博嗣

Vシリーズ三作目。このシリーズは、最後があやふやで終わるので、読解力が欠如している私なんかは、読後にはてなマークがいっぱい出て、解説を読まなくては全体像が全く理解できない。よって、このシリーズの進み具合が大変遅い。どうしよう。

 

⑥新しい名字/エレナ・フェッランテ

ナポリの物語二作目。前作を読んでからすぐに二作目を読みたかったのだが、コロナのせいでこの本を借りていた人が全然返却してくれず、おかげでこの本が私に回ってきて読むころには一作目になんとか理解した大量に出てくる登場人物の人間関係を全て忘れてしまったいた。三作目もすぐには借りられていない。たぶん、だいぶ覚え直した相関関係も三作目を読むころには忘れていることと思う。残念である。