涙が止まらない。
ここのところ毎日のように泣いている。
小説の40歳の主人公が好きな人の為に変わろうと決意したことに、芸人が空き家に閉じ込められ「令和」を当てないと帰れない企画に、映画でいなくなった猫が戻ってきて涙する。
ある日には、コカ・コーラの自販機の補充員がゴミ袋を替えようとしたら空き缶とペットボトルがゴミ箱に渦高く積まれていて呆然として結局崩れて散らばった空き缶とペットボトルを汗をふきながら懸命に拾っているところに遭遇して涙。
別に日には、仕事終わりの夫を駅に迎えに行き、今日はこんなトラブルがあって、とかはじめてこんな業務やった、とかを聞きながら歩いていたら、もう涙腺崩壊。涙が止まらない。美しい夕日が涙でぼやける帰り道。
こんなに泣けてくるは、歳をとったからか、はたまたホルモンがおかしいからか。「今日のわんこ」を見ながら泣いていた、あの日の母の気持ちがようやく分かって、また涙。
でもこんなに泣けるのはもしかしたら、人生が辛いからなのかも。
バナナパウンドケーキが沁みる。