愚痴のはずだったけど。
日記にはなるべく楽しいことを書きたいのだが、どうしても愚痴しか書けそうにないので、前回、在宅ワークする上での不満を一つ挙げたが、今日は別の不満、午前と午後一回ずつ開催される「寂しがりの社長を慰める会」について語りたいと思う。
なんとなく想像がつくと思うが「寂しがりの社長を慰める会」において、私はZoom上でカメラをONにして顔を見せないといけない。しかも午前と午後に一時間ずつ。カメラをONにするだけでしょ？ 別にいいじゃんと思ってるそこのあなた、それが意外と苦痛なのである。全然よくないのである。
はじめは午後に一時間だけだった。それが、Dといういけ好かないやつが、時間にルーズすぎたせいで家でちゃんと仕事してるのか？ と社長に疑われ、午前の部が追加されたのである。半年前の出来事だが、いまだに恨んでいる。
午後の部はカメラをONにするだけでなく、その日に何の作業をしているのかを述べないといけない。苦痛度200％増しである。スタッフの監視かつ寂しがりの社長を慰める目的で始まったと思っていたが、最近は社長が自分もちゃんと仕事しているのをアピールするための場なのではないかと思うに至った。
なぜって、うちの社長、スタッフの話を全く聞いていないのである。報告する内容をちゃんと聞いてくれるならば報告することに意味を見出せるが、もうすでに報告した人をもう一度当てたり（ありえない）、同じことを何度も聞いたり（ほんとにありえない）、かと思えば自分のうっすい知識を披露してきたりする（ほんとにありえなさすぎる）。
だが、社長が聞いていないことで助かっている人も中にはいる。例えば私。私のようにあまり仕事がない人間にとって、この報告する時間は苦痛でしかない。報告することはないが「何もありません」とは言えない雰囲気。しょうがないので、一生懸命妄想して何らかの仕事を作り出し、話をでっちあげている。さすがに毎日作り話を披露するのもしんどいのである。
だが、話をでっちあげ続けて早1年。人の話を聞かない社長に助けられて、私が話をでっちあげていることはまだバレていない。ってあれ、愚痴りたかったはずなのに、社長に感謝する日記になってしまった。おかしいなー。
