はじめてのロス

ラグビーワールドカップが終わってしまった。決勝戦は、勝つと思ったから応援していたイングランドが南アフリカに負けてしまい、残念な気持ちでいっぱいだが、ラガーマンたちの戦いは終わってしまった。

 

最後までルールを理解できなかったことに今さら驚きはしないが、屈強な男たちが繰り出す力強いタックルや華麗なパス、芝がへばりついても男前な顔、鍛え上げられた筋肉、試合後に流すいろんなものがつまった涙を見ることはもうないのだと思い、しんみりする。

 

こういう感情を抱く現象に誰か名前を!と思ったが、何年か前からすでに世間では「○○ロス」と呼ばれていることを思い出す。今までテレビドラマなどで、登場人物が死ぬ度にマスコミが「○○ロス」と騒ぐことを馬鹿にしていたのだが、恐ればせながら人生ではじめてロス現象に見舞われ、みんなこういう気持だったのかと膝を打つ思い。馬鹿にしてすまなかった。

  

今まで「寒いから無理」という理由で実行に移していなかったが、今や一端のラグビーロスに見舞われたにわかラグビーファンなので、今シーズンこそはジャパンラグビートップリーグを見に、花園へ行こうと思う。花園以外の会場は・・・無理かなあ。遠いし寒いし。

 

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ロスなので、夫のヘッドキャップを被ったりした。包まれている感が心地よかった。