一両日中

わが社にちっとも料金を支払わないS社の滞納金が一千万円近くにのぼっていることが判明したのが約半年前。遅ればせながらわが社のおとぼけ社長がどうにかせんとアカンと言い始めたのが約数か月前。社長が乗り込んでいってS社の社長と話し合いをもったのが数週間前。

 

おとぼけ社長のことなので、またいいようにまるめ込まれて帰って来るのだろうと思いきや、「一両日中に全額払ってもらう約束を取り付けたった!」と興奮気味に社員全員を目の前に演説を行ったのだったが、一両日はあっという間に過ぎ去り、さらに数週間が過ぎて今日。もちろんお納めはいただいていない。

 

本日、今月中に全ての滞納金を払うという約束が改めて交わされたのだが、もはや社内の誰一人としてその約束が果たされることはないと思っていることだろう。そんな状況を察知してパニックを起こしたのか、いつもは総務の人に頼んでいる封筒に宛名を書く仕事を何故か私に依頼し、何故か私も承諾し、字が下手なりに頑張って書いたものの社長が思っていた状態にはならず、それはまあよいとして、そのことを後々知った総務の人に「余計な仕事を増やすな、無関係な人に無関係な仕事をやらすな、資源の無駄遣いをするな」と社長はとても怒られていた。宛名を何度も書き間違えて資源の無駄遣いをしたのは私なのに、なんだか申し訳ありません。

 

2020年、おとぼけ社長が面子を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそう。でも持ち前のメンタルの強さできっと乗り越えられるだろう、と思ったけど道は長いかもしれない。なぜなら今日仕事終わって帰っていたら会社の外で社長とすれ違って私と目が会ったけど、無反応だったから。どうやら一年も働いているスタッフの顔すら覚えられないようだ・・・ぞっとした。

 

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本日のまとも弁当by夫