夫の断捨離
最近夫が断捨離にハマっている。それはもうすごいハマりようで、カビの生えたブーツを捨て、中がモロモロになっているブーツ二足を捨て、筋肉が巨大化して着れなくなった服をメルカリで売りまくり、ゴルフを始めたいという会社の後輩にゴルフクラブ一式を一万円の破格で売りつけ(不要なスポーツウェア付き)、引っ越しするという別の後輩に天井照明を無料で引き取ってもらった(不要な加湿器付き)。
捨てるだけではなく、何かにお金を使うにも非常に慎重になっており、私が何かを買うたびに目のふちをピクピクさせているので、買うなとは言わないが買うなよ、と思っている夫の本心が見えて面白い。
この前は日傘を買ったのだが、届いた時に「またなんか買ったん!!?」と嫌味を言われるのもアレなので事前に伝えることにした。
「私が色白の方がいいって言ってたよね?」
「うん…今度は何したん?」
「日傘買った」
「…なんぼしたん?」
「うーん、一万円くらいかなあ?」
「『くらい』ってほんとはなんぼしたん?」
「11800円かなあ」
「11800円!?日傘に!!ひゃー!!」
「買う前に言おうと思ったけど昼寝してたから言うの今になっちゃった。別にいいよね?」
「…い、いいよ(小声)(目ピクピク)」
気に入らなかったみたい。でも時すでに遅し。
新しい日傘最高