ラグビー観戦、再び

土曜日はラグビーの試合、日本×サモア戦をテレビで観戦。冒険に出かけたり、お風呂に入ったりで時間的に微妙なので、前回同様録画した試合を少し遅れて見始める。今回は前回のようにLINEニュースを開いてうっかり試合結果を知ってしまうという失敗は犯さない、と夫と固く誓い合う。

 

ラグビーのルールが何試合見ても理解できないので、終始、顔がかっこいい人を探したり、強そうな人ランキングを脳内で繰り広げたり、頭ポンポンする時の手つきが優しいのを眺めてBL的な妄想をしたりする。ラグビー経験者の夫に、「頭ポンポンされたり、ハグしたりしてキュンとならないの?」と尋ねたら「ありえへん」と妙な速さで答えが返ってきたので、過去にはもしかしたらキュンとしちゃったことがあったのかもしれない。夫のためにもあまり深追いはしないでおく。

 

試合中、最も泣きそうになった瞬間は、もはや同じ人間とは思えないくらい強そうなサモアの選手がシンビンで試合を離れるときの顔が泣きそうだったところ。別の試合でも退場になったりシンビンになったりすると皆泣きそうだったり、泣いているので、あんなに強そうな男たちでも泣くんやな、と思うと胸が締め付けられる思い。そして更にBL的妄想が膨らんでゆく。

 

世間では試合が終わった頃、私達はまだ前半を見ていたのだが、どこかからものすごい雄たけびが聞こえ、あれはラグビー観戦による雄たけびではなく、アホな酔っ払いによるものだと判断し、試合観戦を続ける。

 

前半は男前だと唾をつけていたラファエレ選手の華麗なトライに脇汗が止まらず、後半はラインアウトからのモールで10mほど押し込んでの姫野選手がトライするときには夫と二人「つよいつよいつよいつよいつよいつよいつよいつよい」の言葉が止まらない。三つめのトライを決めた福岡選手のあのクールな顔は一体何なんだ。

 

そして試合終了間際の思いがけないトライに夫と共に雄たけびをあげる。ここぞというときにやる男、松島選手。私たちが前半観戦中に聞いたあの雄たけびは、ラグビー観戦によるものだったと確信。あれは誰でもあげてまう。

 

 今回の試合を通して、ラグビーのルールがほとんど分からずとも、楽しめる方法を見いだせたのが個人的な収穫。来週の試合も楽しみである。