ついにお金の法則に気づいた

ここのところ、お金のことばかり考えていた。コンビニには行かないし、お弁当持っていってるし、お出かけはせずに一日中寝てばかりいるのに、全然お金がたまらない。おかしいのである。

 

五年前くらいの私の計画といたしましては、十五年で今のマンションのローンの返済が終わり、その後はローンの無い生活を送り、年に何回か国内・海外旅行へ行き、夫の定年間際に終の棲家として新築のマンションを購入し、それでもまだ老後資金は潤沢、なはずだった。

 

蓋を開けてみれば、今のところローンの繰り上げ返済は一度も行われていないし、繰り上げ返済?ナニソレ状態で、このままじゃ三十五年間みっちりローンを支払う羽目になりそうだし、海外旅行に行ってる場合じゃないけど行きたいし、終の棲家など夢のまた夢だし、そんなことより老後資金ゼロ。夫の冬のボーナスが出たら電子ピアノねだろうと思ってたおのれが恥ずかしい。一体何様?

 

そうこう考えてあぐねているうちに私は気づいてしまった。お金の法則に。お金=彼氏であることに。高校生の頃、彼氏が欲しくて欲しくてたまらん時期には絶対に彼氏はできなかった。彼氏候補の男は友人に寝取られ、別の彼氏候補の男には何年も付き合っている彼女がいて私を二号にするつもりだったりして若きモモコは大変絶望した。その結果、彼氏などもういい、私は昼寝して一生を終えるんや、と諦めたときに彼氏ができたのではなかったか。

 

だからもう金輪際、お金のことは考えません。諦めたのだから今からはお金が貯まるしかない。数年後にはお金貯まりまくっているはず。今から楽しみです。