浪速のボーデン・バレット

昨夜はニュージーランド VS アイルランドのラグビーの試合をいつものごとく録画して見る。今回は何を楽しみに見たかと言うと、ボーデン・バレットでも、誰が男前かとかでも、誰が瞬時に人を殺せそうとかでもなく、SNSを賑わせている日テレの実況・解説である。「実況は聞くもの」だと認識してスポーツ観戦をしたことが人生で一度もないので、何が原因で日テレの実況が悪いと言われているのか、大変興味がある。

 

はじめて実況を聞く人間に、いきなり実況の善し悪しを判断しろ、と言われても大変難しい。だって、何が「ナイスタックル」で、何でペナルティがとられたのかなど、何もかも分かっていないのである。それでも、試合を通して、日テレはとにかく「ジャッカル」と「オフロードパス」が大好きであり、選手がボールと追うシーンを「追いかけっこ」と表現する事は学んだ。さすがに追いかけっこはないだろう。

 

素人同然の私の判断だけを世に公表するのもどうかと思うので、我が家の自称「浪速のボーデン・バレット」である夫に、実況について聞いてみたら「そんなもん聞かへん」とクールな返事。

 

そして今日は日本 VS 南アフリカ戦の日。夫はこんな日も出勤しなければならないらしく、仕事先で試合を見ると言うので「じゃあFaceTimeしながら見ようよ!一緒に応援しよう!」と誘ったら「それは無理」とクールな態度を崩さなかった。さすがは浪速のボーデン・バレット。