かけてあげる

最近はすっかり寒くなってきたので窓を閉めて寝られて、平和である。窓を閉めれば、未明に犬の散歩にでかけるキチ●イなオッサンの大声と爆音クシャミも、明け方にどこぞの不躾な犬がキャンキャン吠えるのも、子供たちが元気な声をあげて学校へ行き、帰宅するのも全部聞かずに済む。そして私はゆっくり眠ることができる。

 

それくらいの寒さなのに、夫の職場のダイエットするする詐欺を繰り返し働いている有言無実行肥満体型の後輩は、異常に暑がりらしく、未だに半袖で出勤し、自宅では亭主関白をきかして室温は19度、奥さんがいくら寒がっても暖房器具の使用は許さず、毛布を「かけてあげる」らしい。

 

この男は鬼か何かか。亭主関白も暖房器具使用禁止も気になるところだが「かけてあげる」が一番ひっかかっている。上から目線はさっさとやめてダイエットでもして普通の人間の体感温度を獲得してほしい。と同時に亭主関白という観念を捨て、奥さんを大事にする男になって欲しい。さもなくば近いうちに離婚されることだろう。原因はもちろん体感温度の不一致。


P.S. 奴が変わらなかった時のために「単身赴任で北海道支店に異動になり、さすがに寒さを感じるようになったが暖房器具が次々と壊れていく」呪いももちろんかけておいた。