診療所にて。

手湿疹がひどいので近所の診療所へ行く。ここのヤブ(じゃないとは思うけどそう思わせるところがある)医者は、手際がいい事で定評がある。真冬の風邪が大流行りしている時など、どんなに混んでいても、診療所に入って5分以内で先生に診てもらえ、診察室に入っている時間が1分を越えることはなく、そして気前よく薬をくれる。

 

今日もいつもの通り、診療所に入って出てくるまで10分もかからなかった。そして今回も先生の前にあるイスに座らせてもらえなかった。ここまでくると、たぶんあのイスはイスの形をした置物なのかもしれない、という説がかなり濃厚。

 

それでも平日の昼間にしてはやけに大人でにぎわっているなと思ったら、インフルエンザの予防接種が始まっていた。私はインフルエンザにはならないと決めているので、予防接種も受けないし、それっぽい症状が出ても病院には行かないと決めている。金を払って痛い注射を打たれたり、鼻に棒を突っ込む検査される気はない。

 

夫は以前インフルエンザにかかってひどい事になったらしいので、インフルエンザにはひどく怯えている。でかい体してるくせに大げさである。毎年予防接種を受けているにもかかわらず、毎年毎年インフルエンザにかかるので、いい加減金の無駄だと気づいてもよさそうなのに、なぜが今年も予防注射するらしい。どMなの?それとも馬鹿なの?インフルエンザに罹った人間が家にいても一切インフルエンザがうつらない私を少しは見習ってほしい。

 

とはいえ、世間一般では予防接種を受けるのが一般的らしく、診療所ではドレッドヘアのお兄ちゃんとか耳が餃子になっているお兄ちゃんとかが予防接種を受けていた。インフルエンザなんか怖くなさそうというか、インフルエンザの方がお兄ちゃんたちを怖がって近づかなさそうなのにというか、ほんとマメだなあ。私の母なら「そんな弱気だからインフルエンザなんかにかかるんだ」と説教してるところだ。