真顔で上下、そして汗まみれ feat. スクイージー@風呂場

お風呂終わりの水気切り用にスクイージーを導入した。スクイージーの存在を知ってはいたが、どこに売っているのかも知らないし、使い続けるか分からないものに108円以上を使いたくなかったのだ。でもダイソーで割と使いやすいスクイージーが売っていると知り、すぐに買いに走った。

 

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導入してすぐにスクイージーの虜になった。上から下に動かすだけで一瞬で水滴がなくなる浴室の壁。こんな快感は久しぶりだ。タオルで拭くのではどうしても残る水滴にどれほどうんざりしてきたか。この画期的な道具を今まで買い渋っていた自分に平手打ちしたいくらいにテンションが上が、喜んで使っていた。一週間くらいは。

 

一週間を過ぎれば、前と同じで浴室についている水滴なんかどうでもいいからさっさと浴室から出たいという気持ちしかない。たしかにタオルで拭くよりかはきれいに水滴がなくなるし、何十回もタオルを絞ることをしなくてもよくなった。タオルで拭いていた時は何度も何度も絞らなければならないタオルをぶん投げたいときもあった。

 

それよりは確かに楽だ。でもただでさえお風呂に入るだけで疲れるのに、何が楽しくて裸で髪振り乱して浴室中の水滴を拭き取らないといけない。せっかくお風呂に入ったのに汗まみれになることもいただけない。本末転倒だ。そして想像してみてほしい。裸でスクイージー片手に真顔で必死に上下に動いている女の姿を。笑うだろう。

 

それでもしつこいカビと戦うくらいなら、毎日スクイージーと戯れることを私は選ぶ。それなのに、浴室のドアのタオル掛けにS字フックでぶら下げているスクイージーが高確率で私の太ももを刺してくるのは何の嫌がらせか。

 

決して私の太ももが太すぎるわけではなく、吐血するくらいに高かったバカでかい洗濯機に占領された洗面所が狭いことが原因ということにしておきたい。