読まれない本

 

今日も図書館に行く。一週間に何度も図書館と家との往復である。他に何もすることがないのでは断じてない。

 

ところで予約している本が来ない。到着メールが来た瞬間に借りてやる覚悟で毎日通っているのに本が全然やってこないのはなぜ。早く私に本を回してほしい。残念ながら、今日もそんなメールが来る前に図書館を後にした。一体いつ来るの?明日またリベンジしよう。

 

さて、夫に頼まれて本を予約することもある。もちろん予約した本が届いたら借りに行く。当然である。直近で、夫が読むから、と言って借りてきた4,5冊は読まれずに返された。本当に無礼である。本に対しても、私に対しても。読まないなら予約させないで欲しいし、借りに行かせないで欲しい。私は暇人ではないのである(図書館には行くけど)。

 

二週間読まれずにただ家に置かれた本になんだか申し訳なさを感じる。そんな本を返しに行くのは私である。ごめんなさいね。もう一度言うが、私だって忙しいから読まないなら借りないでほしい(図書館には行くけど、それとこれとは話が違う)。

 

時間がないのだろうと思うでしょう?いいえ、あなたは知りません、彼がスマホで読んでいるのが小説であることを。

 

なぜ、スマホで読む時間はあるのに、自分が頼んで借りてきてもらった本は2週間も平気で放置するのか気が知れない。本に謝れ。そして私にも謝れ。一応、悪いことをしている自覚はあるのか、実際謝りはするけど、心の底から申し訳ないと思っていないことを私は知っている。顔を見ればバレバレである。

 

1,2回なら許すよ、そりゃ忙しいこともあるもの。でも、4回も5回も6回もしてはいけませんよね。しかも人の労力を利用している訳ですから。いい大人ですから、計画性をもって読書に励んでほしい。これからは読書計画書を提出させるようにしよう。

 

それから、今度、予約を頼まれたらやったふりをしておこうと思う。人気な本だからまだ来ないんちゃうとか、前借りてきたけど読まへんかったから返してしまったわとか、適当なことを言ってやろう。