スクリーンタイムに踊らされる日々

夫がついにスクリーンタイムを導入したいと言ってきた。試験が一週間後にせまり、勉強に集中するためとのこと。夫は機械系が引くほど弱いので、私がすぐに喜んで導入してあげた。アップデートをし、スクリーンタイムの設定をする。

 

頼まれていないがパスワードは私が設定したので、夫は設定を変えたくても変えられない。どのように世間から見られているのかはなんとなく理解しているが、私は夫をいじめようとしているのではなく、夫を支えているのである。

 

翌日、職場からラインが何通も届く。「何も触ってないのにどんどん時間がカウントされてる!」だの「もうカウントされるのが怖くて何もできない!」だの、スクリーンタイムをスクショした画像を送ってきたりする。スマホに踊らされすぎだろう。

 

家では勉強の合間にゲームをしていたのだが(勉強15分、ゲーム30分という勉強する気のない休憩の取り方)、あと5分で使えなくなるという通知が出るや否や「何これ!?5分たったらどうなるんや!?」と、またもやパニックに陥っている姿が何とも滑稽。5分たったら制限がかかった画面になり、あえなくゲーム強制終了。ああ、哀れなり。

 

タイムオーバーになったらライン以外何も使えない。普段夫を楽しませてくれているゲームやSNSのアイコンはグレーになり、制限がかかっている旨を粛々と知らせるのみ。スマホ中毒の夫は、何もできないスマホをまだ大事そうに握りしめ、特に新しい情報はないラインニュースを大きな背中を丸めて眺めていた。無念。

 

もう一つ残念なことと言えば、夫が使っていた充電ケーブルが純正ではなかったのか、アップデートをしたら充電できなくなった。だからアップデート嫌やったんや、と肩を落とし力なげにつぶやいていた。南無。

 

試験勉強、がんばってほしいものです。かわいそうなので、夫の好物のペペロンチーノを作りたかったけど、途中からグダグダになって勉強中の夫に半分手伝わせた。

 

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