【英語で喧嘩ができるようになるまで】大の苦手だったスピーキング編

イギリスへ大学院の留学に行こうと頑張っていたときのこと。大学院にいくためには、IELTSというTOIEC・TOEFLみたいな英語の能力をみる試験を受けないといけない。リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4種類のテストが実施されるのだが、私はアウトプットのライティングとスピーキングが大の苦手だった。語彙力はないわ、積極性はないわ、緊張はするわで、かなりやばい状況であった。

 

その時は、大阪の梅田にある英語学校に行っていたのだが、そこのイギリス人の先生がとても厳しい先生で、毎回泣きながら学校に通っていた(大の大人が)。当然のことながら、「スピーキングが弱すぎる。問題は、英語を話すときにためらっていること。ここに通うだけじゃ鍛えられないよ!オンラインで英会話のレッスンとかあるからやらないとほんとやばいよ」と指摘された。

 

そのころははっきり言って、もう英語の勉強がいろいろ怖いレベルまで精神的に追いつめられていた(そんなに?)けど、留学に行きたい思いは一応あったので、しぶしぶ調べることにした。

 

オンライン英会話と調べるとすぐに出てくるのはレアジョブとDMM英会話。当時は両方とも2回レッスン無料をやっていたので、ほんまにほんまにやりたくないけど(ものすごく人見知りだから)、やらざるを得ないところまで追いつめられているので、まずは両方体験レッスンを受けてみることにした。

 

どちらもレッスン内容的には似たような感じだが、私が受けたときは、DMM英会話の先生の方が熱心で、フレンドリーな感じで超人見知りの私でも続けられそうだな、というのが第一印象。当時(3年くらい前)は、月3000円くらいで、1日25分、スカイプで英会話レッスンが受けれるというプランがあり(だんだん値上がりしている)、英語習得にあまりお金を使いたくないけれども、これくらいならアリかな、と思い、DMM英会話を始めることにした。

 

仕事もしていたので、朝6:00に起きて一日25分を毎日2年半ほど続けた。絶対にお金を無駄にしたくない一心で毎日がんばって起きた(もはや英語上達のためじゃなくなってる)。はじめはぎこちないし、言いたいことは分かってるのに英語で言えない、という当たり前の壁にぶち当たるも、慣れというのはスゴイ。しばらくたつと、英語で話すことにためらわなくなり、言いたいこともだんだん言えるようになってきた。

 

先生は、間違えたらスカイプのチャットに入力してフォローしてくれるし、分からないところはちゃんと説明してくれるし、怪しげなことも全然なくて(失礼)、続けていると仲良くなる先生とかもいて、毎朝仕事前に楽しんでレッスンを受けるようになった。

 

結局留学は行かなかったけど、スピーキングは間違いなく力がついたし、なにより自信をもって英語を話せるようになったことは大きい。英語を使う仕事にも就けたし。その職場では英語で毎日のように喧嘩した(まじで異常)。

 

1日たった25分もバカにしてはいけない。塵も積もれば山となる。月額料がちっとも無駄にはならなかったことは心の底からうれしい。そして、スピーキングは一人でやるには限界がある。自他ともに認める消極的な人間でも、時にはやらねばならぬ時がある。

 

今はスピーキング力がなるべく下がらないように、お風呂に入りながら本日の反省を英語で述べる毎日。