どこの人に見えますか

夫の仕事終わりに心斎橋で待ち合わせた。心斎橋筋は相変わらずものすごい人数の観光客であふれかえっている。まるでテーマパークのよう。みんな楽しそうでええですね。最近は中国からの観光客だけでなく、アジア諸国からの観光客が増えた気がする。

 

時間が時間だったので、珍しく外食しようということで、王将へ行った。いつ行っても思うのだが、中国人のお客さんの多いこと。日本の王将がおいしいのか、ぜひ聞いてみたいが中国語はからきし話せないので聞けずに今日にいたる。

 

お会計の時に、私が伝票をスタッフのお兄さんに渡した。そしたらなんと、中国語で「2102円」と言うではないか。突然のことに固まる私。いつから中国語で接客するシステムになったのだ、王将は?

 

夫が「クレジットカードで支払いします」と日本人なので日本語で言うと、今度はお兄さんが固まった。どうやら、私たちのことを中国人観光客だと勘違いしていたようであった。

 

私たち夫婦は普段から日本人に見られないことが多々ある。ユニバに行ったときは、英語で「スカーフをとってくださいね」と言われ、「分かりました、すみません」と私が日本語で答えると、「えっ日本人でしたか、すみません」と謝られる。

 

お寿司屋さんへ行くと、英語のメニューが差し出される。日本語メニューをくださいというと、「読めるんですか、すごいですね」と褒められる。ワタシタチ、ニホンジンデスカラ。

 

別に不愉快に思っているわけではない。日本人にしては体格がハルクみたいな夫と、黒髪ノーメイクな私の二人組である、我々が周囲を混乱させているのだ。すみません。が、夫は一人でいるときには外国人に間違われへん、というので、ひょっとすると私だけのせいかもしれない。

 

海外に旅行に行くと、夫はよく現地の方にアプローチをかけられるので、二人のために通訳をすることがよくある(夫は英語ができない)。夫の事をプリティフェイスだのと口説いたり、食事をしているとお酒や食べ物をもらったり、上から下までじっくり見られたりする、男性から。その横に立っている私は女であるので、いつもとても残念な顔をされる。話がそれました。

 

夫に、やっぱりメイクしてないと紛らわしいんやで、と言われるが、王将に行くだけのために、メイクをする時間も労力もない。誰に何と言われようとも断じてない。

 

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いつからヴァセリンはこんなに開けにくいパッケージになったのだ。開けるだけで一苦労だった。