ハンドミキサー初体験の感想

ハンドミキサーを手に入れたからには何か作らずにはいられない、三十路の主婦@大阪。夜更かしして何を作ろうか考えるも、めんどくさくなってきてもうどうでもいいわーとなった。

 

失敗を恐れている人間にとって、お菓子作りはとてもリスキーな行為である。材料をきっちり計らないといけない、温度を確認しないといけない、先にこれとあれを準備しておかないといけない。やらねばいけないことばかりでパニックで泣く寸前だ。

 

ではなぜそんな思いをしてお菓子を作るのか?それは私がアホだからだ。ただそれだけだ。やらねばいけないことにパニックになり、そうなると眠くなり、でも始めたから寝るわけにはいかず、イライラし、ひと段落ついてふて寝するというのが私のお菓子作りの流れである。

 

おニューのハンドミキサーで何を作ることにしたかというと、「バナナオムレット」。響きはとてつもなくオシャレだが、要はまるごとバナナ(山崎製パン)である。レシピ動画を見ていたらスポンジケーキやパウンドケーキに比べるとはるかに簡単そうにみえたので作ることにしたのだ。

 

仕事終わりでうたた寝していた夫を何の迷いもなく起こし、無理やり手伝わせる。途中で居ても立っても居られなくなったのだ、ただそれだけだ。夫も食べるのだから手伝わせたってよくないか。

 

生地作りと生クリームを作る時にハンドミキサーを使った。疲れないのかと思いきや、腕力が皆無の人間にとっては重労働であった。ハンドミキサー重いよ。ちっとも楽じゃないよ。思ってたのと全然違うよ。でもなかったらふあふあの生地が作れないから、ハンドミキサーのために筋トレしようと思う。

 

生地が出来上がったらあとはフライパンで焼くのみ。計量とハンドミキサーが重かったことを抜きにすれば、ここまでは問題なかった。これでもうオッケーだな、と思ったのもつかの間、気を抜くのが早かったようだ。

 

出来上がったら、焦げているではないか。真っ黒である。これは予想していなかった。ハンドミキサーの重さといい、焦げることといい、なぜこんな目に合わなくてはならないのだ。私はただ、普通にできてくれることを望んでいるだけ。それ以上は望んでいない。

 

生地作りは失敗しないように、全身全霊をかけて注意を傾けまくって作ったが、まさか、焼くときに失敗するとは・・・。確かに変なにおいしてたんだよな。どうやら、私は焦げのにおいに気づかないようにできているらしい。

 

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二枚目の生地はもう失敗できない。眠気もイライラもマックスだが、やらねば。お菓子作りはやらねばいけないことだらけだ。パニックになりがちな人間は、私のようにハンドミキサーを手に入れる前に、お菓子作りに手を出さないことをおすすめする。

 

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これが完成したバナナオムレット。正直に申し上げると、想像していたものとは違うものができた。バナナオムレットも私にかかればおしゃれでもなんでもないものになることが分かった。どの角度から見ても、おいしそうに見えない代物。でも、味はグーでしたよ。