なぜそういう思考回路になるのか分からない話

私の夫は失礼なことを平気で言う人間である。今日なんか、私が夫の腹筋の成長について私が褒めたところ(それもこれも私が作ってる筋肉増強弁当のおかげだ)、私のことをしげしげと眺め、「俺にお前の脂肪を渡せばすぐに筋肉に変えてやれるのにな」と笑いながら言われた。

 

私は褒めたのである。なのになぜ、侮辱されるのだ?それに、笑い話ではない。私だって、自分の脂肪については認識している。それに対してとくに対策はしていないだけだ。でもそれは個人の自由だ、違うか。

 

その後、お風呂から出て、いい気分でフェイスマスクをキメていたところ「腹筋にはスクワット、そしてジャンプだ、今すぐやれ。まずは20秒」と突然夫は言った。なになに、突然のブートキャンプ?

 

見て分かると思うけど、私まだ服着てないねん。今日は今年一番の冷え込みやとテレビで言っていたではないか。私が冷え性であることを知っているではないか。何より、服を着ずにフェイスマスクを顔に貼り付けた状態でスクワットをする趣味はない。

 

だが、そこで引き下がる夫ではない。今度は、「スクワットをして、代謝を上げたら脂肪もなくなるし、冷え性も改善される。さあ、やれ」と正論のごとき述べた。ちょっと待って、分かったからまずは服を着させてくれ。

 

夫が用意してくれたパジャマを見たら、春秋に着るペラペラの長袖Tシャツが出されていた。繰り返しになるが、一緒にテレビ見てたよね?今夜は冷えるって言ってたよね?

 

引き出しを見たら、分厚いスウェットがなかったから、ないよりはいいかと判断し、持ってきたと当たり前のように言う夫。ここまできたら、用意してくれるだけありがたいと思うべきなのだろう(思えるわけない)。

 

夫の就寝前の貴重なお言葉

「俺は今日からスクワットに力を入れる。そしてカモシカのような足を手に入れる。そしてさらに短足に磨きをかける」

 

私の事を巻き込まなければなんでもいいです。