かに道楽でけつかっちんは避けるべし

やっと念願の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』を見に行った。そしてカニも食べた。

 

朝起きたらまた首が動かなくなっており、ロボットのような状態で一日を過ごさないといけなかったのが残念でたまらない。358回くらい首痛いって言った気がする。私が同行者だったらおもんないから今すぐ帰れと言ったことだろう。首の調子は数日おきに一歩進んで五歩下がるといったところだ。

 

どうしても映画とカニの二大イベントを一日で決行したい私は(ただ化粧をしなければならない日を一日にしたいだけ)、カニ道楽の予約を夫にさせることに成功した。だが、映画の時間が15:00だと思っていたらなんと12:15から始まることが発覚。それを逃したら18:00。18時といえば、もう寝る事を念頭に置き始める時間であるので、18時は無理。

 

結局、私たちはともに早食いであるので、カニ道楽を11時開始にしていつものペースで料理を食べ、ダッシュで映画館に向かえばポップコーン(大)を買う時間も十分にある感じでいけるのではないか、ということになった。

 

11時5分前にはカニ道楽の前で今すぐに開けんかいという形相で待ち、オープンとともに入店。電話であらかじめ、料理はどんどん持ってきてくださいとお願いしてあったので、どんどん運んできてもらう。

 

はじめてのカニ道楽、カニおいしい。特にカニのお刺身。一生食べたい。だが、私はカニを剥いたことがほとんどない、ということにカニを目の前にして気づいた。

 

では今までどのようにカニを食べていたかというと、その場にいる人(すなわち夫)にカニの身をほぐしてもらって食べるということを10年以上も続けていたのだ。夫の家族の前でも、カニを食べるときは夫が私の分をほぐし、私が食べるということを平気でやってきた。

 

カニ道楽でそれをするのにはなんとなく憚れたため、頑張って自分で身をこそいで食べた。たぶん食べ方は合っていたと思うけれど、100%食べれた気がしないのが残念である。やっぱり人にカニの身をほぐしてもらうほうが何倍もおいしい。

 

そして会話を楽しみたいときに、カニは不向きということも分かった。カニに集中しなければならないため、どうしても話の内容が右から左へするすると流れてゆく。これから夫がカニの身をとってくれているときは生暖かく見守ることにする。

 

11:35ごろから配膳ペースがダウンしはじめた。このままではやばい。ポップコーン買えへん。夫がスタッフに「12時には出ないと間に合わない用事があるからできたものから早く持ってきてください」とわざわざ言いに行く。まさか用事がファンタビ(こう短縮するらしい)でけつかっちんとは言えない。

 

なんとかそのあとの数品のカニを急いでほぐし食べ(ほとんど食べれてない気もしたが)、デザートを飲み込み時間どおり12時には退店。なんともあわただしい初めてのかに道楽である。道楽というよりは焦燥感いっぱいだった。

 

無事映画に間に合ってよかったが、次回かに道楽に行くことがあったら、けつかっちんではなく、カニを第一目的にしてその日を過ごすことにする。

 

あと首の状態も万全でいきたい。カニ食べてるときも映画見てるときも首を所定の場所に置いておかなければならない緊張感で、おいしさと楽しさが半減した気分。

 

 

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