だから重い。

重い。重いのである。体重ではない、いや体重も軽いと言える部類ではないのだが体重の話ではない。何がって買い物が重いのである。

先日首の治療のために整体に行ったら、そこの先生が夫がオタクというのを知りアニソンのCDを何十枚も貸してくれたのだ。いや、夫が治療に来た時に本人渡してよ、と突き返したい気持ちはやまやまだが、ゴッドハンドの持ち主にそんなこと言えるはずもなく、「夫が喜ぶと思います、ありがとうございます」と受け取った。かさばるし重い。

整体の帰り、ホームセンターに寄りキッチンペーパーとボディソープ二本買ってそれもかさばるし重いし、せっかく整体で治してもらったのに帰宅した時には治療がなかったことに。

その後、スーパーに買い物に行ったのだが、そういう日に限ってジャガイモ（1kg）と玉ねぎ（1kg）が大安売りである。しかも米も。ついでに肉も。だから何度も言っているのであるが、なんで私一人のときに安売りなのだ、買わずにはいられないことをわかっておるだろう。

夫にも言いたい。何のための夫婦というパートナーシップか。お互いを助け合い、補うためじゃないのか。夫にはあって私にないもの、そうそれは筋肉。何のために月々8000円払ってジムに行っているのか。

物理的に全部買っても持って帰れずに道端で泣くか、持って帰れたとしても私の体がご臨終になることが明白であるため、米はとりあえず諦めて米のためにもう一回スーパーへ。米を持ち帰りながらこの米は5キロ。そこら辺にいる赤ちゃんは5キロ以上もあるだろうけど世の中のお母さんたちは日々5キロ以上を抱っこしているんだから私も頑張れると思おうとしたが、赤ちゃんはきっと米みたいにぐったりしていないからもうちょっと抱っこしやすくて重さの感じ具合が違うだろうし、ましてや私はお母さんではなかった。米が重い事実に変わりはないのである。

結局整体行った時よりも悪化したであろう私の体のコンディション。この状況を打破するには、①夫の代わりに私がジムに行き、筋肉をつける②夫に買い物に行かせる③買い物自体諦める④重いのを我慢する、のどれか。近日中に結果を報告したい。

疲れすぎて動けないので台湾で買ったお菓子を無心で食べた。