義両親を連れて・・・鶴橋にてカオス

義両親が用事で来阪ということで待ち合わせだったこの日。私たちの予測通り義両親は1時間の待ち合わせ遅れ。自分たちだけで出かけるのなら何時になってもかまわない。誰かと、それがたとえ息子とそのランク外の嫁であっても、待ち合わせしているのだったら待ち合わせ時間通りに来ませんか、普通。

 

用事が済んだので、義母念願の鶴橋へ。以前義父に鶴橋に連れてったる!と連れていかれたのがまさかの橋違いの京橋で、立ち飲み屋でしこたま飲んだらしい。今回こそは行きたかった鶴橋で韓国料理を食べ、コリアタウンで買い物するというのが義母のリクエスト。この寒さの中で(恨み節)。

 

真昼間から4人でサムギョプサルをたらふく食べ、チャミスルをがぶがぶ飲む。変な時間から食べ始めたので、韓国人の店員に「急ぎめにいっぱい食べて下さいね」と笑顔で言われる。その後義母が義父にしなだれかかりながら義母念願のコリアタウンへ。その様子はまるで北国の場末のスナックで働いているソバージュ厚化粧の中年女性が後期高齢男性にからみついているかのよう。何を見させられとるねん、このクソ寒い中。

 

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コリアタウンでは、酔っぱらってテンション高い義母があちこちで試食し、アクの強い韓国人のおばちゃんと大声で交渉をし、その横で若いスタッフから死んだ魚の目を向けられ、私と夫もひたすら強制的に試食に参加を繰り返すというとんでもないことが起こった。キムチなんて白ご飯無しでそんなに食べられへんから!寒さとサムギョプサルとキムチのおかげでお腹をくだした桃子であった。

 

買ったばかりのまるごとニンニクの酢漬けを道端で食べようとするのを夫に必死で阻止されながらも、韓国のお菓子ホットクが食べたいと100回くらい言っている義母。「○○のホットクがいいのよねえー」と甘えた大声でひたすら言っているのだが、○○というのは義両親が住んでいるところにあるお店だから鶴橋にはありません、と心の中で100回くらい返事した。必死でこの回答を念力で送るも届かず。結局そこらへんのホットクを食べさせ黙らせることに成功した。

 

その後義母はこの後カニ食べるんやろ?と言いながら義父に引きずられるようにして帰って言った。どんな胃袋しとるねん、こっちはまだお腹ピーピーだ。私の手元に残ったのは、しなだれかかる義両親の残像と心身の疲労とイカ、らっきょう、たぶん長いものキムチとわらび餅。