誰が仲間で敵か分からない。人間なのか妖怪なのかも。

TSUTAYAプレミアムを再開した。これが私のささやかな望みであったことは先日書いた。やっと海外ドラマ見放題と喜んでいたのに、夫がアニメのバジリスクを見たいと言い出したのでそれに付き合うことになってしまった。要は忍者同士の戦いの話で、徳川家康が後継者を選ぶのに当人たちが争う代わりに甲賀と伊賀を戦わせることにしたらしい。なぜだ。しょっぱなからこの理屈が理解できなくてつまづく。

 

忍者の話だと思っていたら、もっぱら妖怪のような忍者みたいな人(?)が殺しあっている。ナメクジみたいなのとか、まん丸いのとか、皮膚から血をすうやつとか、死なないやつとか、姿消すやつとか、変身できるやつとかスパイダーマンみたいなやつとか。忍者じゃなくて全然妖怪。混乱しすぎて日本語がおかしくなる。

 

それはいい(ほんとはよくないけど)。問題なのは、一部のキャラクターの見た目がそっくりで中盤あたりから誰が誰でどいつが仲間で敵なのかが分からなくなってきたことだ。さっき死んだと思ったら生きてるし、殺したのに死んだふりして生き返る。前の話で死んだはずの忍者か妖怪か分からんものがなぜ今回の話でまた戦っているのか、しかもそいつ味方じゃなかったか?そして誰も求めていないのに突然過去に遡ったりするからもうやってられん。

 

「なんで○○と△△が戦ってるの?」「ちゃう、これは××と●●や」「※※ってさっき死なへんかった!?」「これは●●のお師匠さん」とかいう会話が繰り広げられ、しまいには一時は主人公含む登場人物の4人(たぶん)が目が見えない状況とかで、もうカオスである。

 

そんな混乱極めるバジリスクもあと2巻分ほどで終わりだそうだ。最終的に誰が生き残るのか。そしてそいつの名前と顔が一致させることができるのか。括目して待て。

 

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