高校生名探偵の首がどれだけ強靭かについて考えた

江戸川コナンくんが超人であることは日本国民のみならず全世界的に認知されている。彼が自分で言っているように見た目は子ども、頭脳は大人っつってもよくよく考えてみると実年齢高校生。酒もタバコもダメなんだから正真正銘未成年なんであるがキャッチフレーズになって早二十余年。よくよく考えると頭が混乱するパターンである。

 

高校生で殺人事件を解決できる凄さに誰も依存などないと思われるが、彼の本当の超人さはその身体能力にある。阿笠博士の発明品のおかげもあるのだろうが、重力を無視してスケボーを自由に乗りこなし、どこへでもボールを蹴り飛ばせる脚力とバランス、そして車や飛行機を乗りこなせる様は超人といって差し支えない。

 

さらに驚くのは、敵に眼鏡を銃で撃たれたとしてもコナンくん自身がなんともならないのは、本人曰く謙遜なのかこれまた阿笠博士の特別仕様の防弾用強化ガラスのメガネのおかげとのことだが私はそういうことを言っているのではない。それにしても阿笠博士は何を思って強化ガラスなどにしたのか。予知か。

 

いくら特別仕様だとしても強靭な首の強さがなければ弾の威力で頭がもげるはずなのだがビクともしないのだ。私が物理というかそういう計算に明るければ弾の速度や距離、コナンくんの頭の重さなどからコナンくんの首の強さがどれほど異常で非現実的なのかを計算してみせるのだが残念ながら物理や数学は常に赤点で高校を卒業し、その後そういうものとは縁がない生活を送ってきたため証明できないことが悔やまれる。

 

また、燃え盛る炎の中にいても犯人と会話し、追い詰めているあたり炎と煙の耐性があると判断してもらって問題ないだろう。普通の人間ならば一酸化炭素中毒で死ぬか炎の熱に耐えられるわけがないのにそこはさすが江戸川コナンくんである。

 

そして運の強さも忘れてはいけない。ここぞというときに蹴るべき何かがあったり、崩れかける建物の下敷きにならならずに済んだり、突如抜け道が現れたりしたおかげで数々の修羅場を切り抜け犯人逮捕に貢献できるのは強運の持ち主であるということに他ならない。

 

とかいう議論を交わしながら夫と名探偵コナンを鑑賞するのが最近の楽しみ。暇な夫婦だと思ってもらって構わない。

 

 

「拳」をフィストと読ませるあたりがさすがだと思いますね。