明け方に出没 妖怪 捨て魔

朝日が昇る前から袋を片手にいらない服を物色していたのだ。なぜって、4時半に目が覚めたからだ。それもこれもゴールデンウィークが終わってしまったからだ。その事実を受け入れられないから4時半に目が覚めて、居ても立っても居られずおもむろに袋を持って家の中を徘徊していたのだ。

 

ゴールデンウィークだけを楽しみにここ数か月は生きてきたと言っても過言ではない。別にどこに出かけるわけでもなかったし、To doリストの三割も消せなかったけれど、休みというだけで幸せだったのだ。学生ではなくなって初めて世間の皆さまと同じ日程で休めるという大きな喜び。その幸せと喜びが過ぎ去った今、私は何を糧にして生きていったらいいのだろうか。

 

そもそもお盆休みだって正月休みだって10連休ってことはないのだ。大体5日くらいだろうか、せいぜい長くて1週間というところだろう。こういう絶望感に襲われたときに常々思う。なぜ私はヨーロッパ、具体例を挙げるとするとドイツに生まれなかったか。

 

私たちだって堂々と1か月休んだって罰当たらないと思うのだ。もっと休みがあったら生きる活力がふつふつと生まれると思うのだ。本当です、だからとりあえず国民に毎年10連休を与える法案を今すぐに通してください。令和になったことだし、新しいことに挑戦するいい機会がと思いますがいかがでしょうか。

 

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早朝4時半からかき集めた処分する服たちが入った袋。お見せするには着古しすぎて薄汚いので自粛。