果てしない英文法マスターへの道のり

英文法の勉強をしている。文法なんか分からなくても死なないから勉強しないと悪ぶっていたばっかりに、確かに死にはしないけど仕事に支障をきたしはじめ、もういい加減ごまかしがきかなくなってきた。

 

どういうことかというと、文法上分からないことを上司に質問する時に、馬鹿に思われない為に、基本はもちろん理解している上で一生懸命に考えてみたんですけど、どうしても分からないんです、という体裁を作らなければという強迫観念にかられ、質問する内容を考えるのに無駄な時間をかけていたのだが、そういうことをしている時点ですでに馬鹿、と気づいたのだ。

 

例えば、「refresh」という動詞が入った英文があったとする。私が馬鹿に見られないために作った質問は「refreshは他動詞なので目的語が必要だと思いますが、この文章には目的語がないのですので誤りですよね?」である。なんのこっちゃさっぱり分からない。

 

この質問を作るのにかかった時間、約30分。上司の回答は「うん、おかしい。おかしいから無理」だった。質問作成に30分、回答取得に5秒。もう乾いた笑いしか出てこない状況である。

 

この馬鹿馬鹿しい状況を脱するには、馬鹿なフリを辞めて馬鹿として認められ堂々と胸張って生きていくか、全てを諦めて会社を辞めるか、文法の勉強をするか、いずれかだと考え、まあ普通に考えて文法の勉強するしかないという判断に至った。

 

だから英文法の勉強をしているのであるが、情報が面白いくらいに右から左に流れていく。気がついたら文字を追っているのだが内容が全然入っていかないという状況に五分毎に陥っている。一瞬たりとも私の小さな脳みそに留まる気もなければ、しわを刻んでくれる気配すら感じられない。肌のしわは嬉しくないが、脳みそのしわは大歓迎なのに。

 

大人になってから勉強ってほんと集中力が続かないし、記憶力なんか皆無だし、10代のうちにやっておくべきというのは本当だなあ、と結局勉強せずにしみじみ物思いにふけっておりましたので、英文法マスターへの道のりはまだまだ長い。

 

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まずはこの一冊から始めました。眠いです。