弁当飽きた

昨日に引き続き廃人のような一日を送る。どうせあと二日もしたらまた休みがやってくるので、もうどうでもいい、と私は悟ったのである。

 

そんな朝、「弁当飽きた。パスタ食べたい」と夫が言い放ったことで、私の中にほんの少しだけ残っていたポジティブに生きる気力は全てなくなった。おそらく、夫は終わらぬ仕事、働かぬ妻、という現実に少しばかり疲れていたのだろう。そしてつい思ったことを口に出してしまったのだろう。

 

だから、パスタ食べたい発言の直後に「いや、そういうことじゃなくて。筋トレの師がパスタ食べてるって言ってたことが頭の中を反芻してて」と、一生懸命フォローしていたが、無意識で出る言葉こそ本心と世間は言うので、おそらく本当に私の作る弁当に飽きたのだろう。

 

だからといって、「そうだよね、いつもバカみたいに鶏肉と卵とパプリカとブロッコリーとおにぎりだけじゃ飽きるよね、モモコ気がきかなくてごめん♡」などと、かわいらしく言うモモコはこの世に存在しない。

 

どっちかというと「はあ?食べるって言われたモン用意しとんのにどの口が飽きたやと?このおんどれ」というモモコが存在しているので、夫の焦り具合も相当なものであった。朝なのに汗だらだらかいとった。だが言ってしまったものを取り消すことはできないので、夫は私に呪われるか、殴られるか、土下座させられるか、などの何らかの懲罰を受けることになるはずだったのに。

 

なぜ神様は、ひどい事をした夫ではなく、ひどい事をされた私に試練を与えたもうたのか。なぜ仕事帰りにスーパーで重い買い物をして帰ってきた私が、プロテインなどの入った合計10kgほどにもなる夫の荷物を宅配ボックスから運ばなくてはならないのか。こういう時に使わずして、夫の筋肉は一体いつ使われるのか。理不尽だし腑に落ちないしどうしたらいいの、このやるせない気持ちを。

 

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ノーコメントだわ。