バンコク2020 一日目
朝7時、頭痛で目覚める。せっかく寒い日本を離れ暑いバンコクにやってきて幸せいっぱいのはずなのに、まだ私にはストレスがあるというのか。それともなにか、慣れない環境にいるからか、枕が合わないからか、と逡巡していてふと気づく。顎関節がパンパン。どうやらいつも以上に食いしばって寝ていたみたい。顔が真四角になる日も近いかもしれない。
痛む顎関節をさすりながら、ホテルでゆっくりするのが嫌いな夫に今日は何をしたいか尋ねると「ゆっくりしていい」と言われ拍子抜けする。前回来たときは、出かけたい夫と出かけたくない私の熾烈な戦いが繰り広げられ、不穏な雰囲気が流れたので、今回は気を使って職場で「象好きな女」と認定されてまで夫が事前に行きたいかもしれないと言っていたところを下調べまでしたというのにどういう風の吹き回し?
まあでもゆっくりしていいというならお言葉に甘えます、というわけでプールサイドでゆっくりしながら、プールで泳いでくつろいでいる夫の写真を撮る。すると、その道の男性に高値で売れそうな大変セクシーな写真が撮れてしまい、おのれの撮影技術と夫の素質に震える。
これ以上夫がその道に進んでしまっては怖いので、昼食にカオマンガイを食べたり、ショッピングセンターに出かけたり、アジアティーク・ザ・リバーフロントというナイトマーケットへ出かけたが何もすることがないので船でとんぼ返りしたり、その辺の食堂で晩ご飯食べたり、マッサージ受けたりした。
トゥクトゥクにも乗った。
マッサージ屋では、夫に熱い視線を送るマッチョの男性店員が夫を担当してくれ、やはり夫は男性にモテるのだな、と実感。昼間にプールサイドで撮ったセクシーな写真を差し上げたらマッサージ代タダになっただろうか。試せばよかった。
男性店員に揉み揉みされる前