マリア

日々いろんなトレーニングに取り組んではいるものの一向にやせない。タバタもやっているし、週に半分以上はウォーキングもやっているというのに、やせない。むしろ太っていってる・・・?

 

そして私が飲む水の高カロリー疑惑が濃厚になってきたころ、今度はバーエクササイズというエクササイズを発見したので、仕事終わりは夕方四時に自宅のリビングに騒音防止用にヨガマットを広げ、取り組んでみる事にした。

 

私はバーエクササイズというのは、バレエの要素を組み込んだ優雅なエクササイズ、要するにそんなにしんどくないエクササイズだと想像していたのだが、何を間違えたのか、私が見つけたどこか外国のジムがインスタグラム上で配信しているバーエクササイズは優雅とはほど遠い、ゴリゴリの筋トレなのであった。

 

クラスを受け持つマリア(仮名)はハツラツとした女性インストラクターで、元気よく進行していく。インストラクターというのは、基本的に参加者を励ましたり、追い込むようなセリフを言うものであり、マリアも同じく「もっと腰を下げてー!」「もっと頑張れるわよー!」「あなたならできるわー!」などと言うのは理解できる。だが、海外では普通なのか、マリア特有のものなのかは分からないが、時折「怠けたら後でどうなるか分かってるわよねー!?」とか「インスタグラムの配信だから私が見てないと思ってるかもしれないけど私はこっちから見てるわよー!(嘘)」などという脅しめいた言葉もかけてくるので、とても怖いのである。 

 

一番怖いと感じたのは、エクササイズの一環で本の上に乗ったり、本を股に挟んだりするのだが、私は近くにあったちょうどよい分厚さの英文法を使ったのだが、マリアが乗ったり股に挟んでいたのは某前大統領夫人の回顧録・・・(割と賞賛されていた)。分厚さがちょうどよかったのか、マリアには他に伝えたいメッセージがあったのか・・・。真意は分からないが、そんな本を敢えて使うのはきっとマリアくらいだろう。ああ、恐ろしい。

 

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追伸 マリアのバーエクササイズはキツすぎて途中でギブアップしました。いやだって、あんな姿勢であんなところに脚は動かせませんので。それからお寿司を食べました。