大人になるということは

夫の誕生日の前日のこと。ちょうどその日、育休をとっていた同僚が職場復帰したので、そのことを夫に伝えたら「Mさんってもうとっくに戻ってきてるやろ?」と言われ、そんな話もちろんしたはずはなく、夫が人の話を聞かないというのは今始まったことではないので、その時は聞き流した。

 

ところが数時間後、お風呂に入って髪の毛を乾かしていると、ふと「あの人、聞いていないのではなく勝手に作り話をしだした」と、どこにあるのか私自身も把握しきれていない怒りのスイッチが押され、まだ職場にいた夫に電話したのであった。

 

そして夫が電話に出たとたん「Mさんが育児休暇からとっくの昔に戻ってきてるわけないやんっいつ私がそんな話をした?え?適当に人の話を聞いたり作り話するような行為は32歳で卒業して33歳からはまっとうに生きろっぞろ目なんだから!!!!」と一方的にまくしたてて電話を切った。今思えば、まるで何かに憑りつかれたようだった。 

 

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この誕生日ケーキは、夫と一緒にケーキ屋さんに注文しに行ったのだが、「ネームプレートどうしますか?」と店員に聞かれ、「いらない」という夫と、「恥ずかしいなら名前入れてもらわなくても『ハッピーバースデー』だけでも入れてもらったらいいやん!」という私で何度か押し問答した末、ネームプレート無しになりました。照れなくてもいいのにねえ。