春だから期待していること

夫がインスタグラムを見ていたのでどんなものをフォローしてんのかなーと一緒に眺めていたら、ものすごく分かりやすいことになっていた。

 

一つ目は、上半身裸、もしくは乳首が見え隠れてしている、もうそれ着なくていいんじゃないですかと言いたくなるようなタンクトップを着たマッスル自慢たちの暑苦しいアカウント。それを見て己の筋肉のなさを嘆き、またいつか自分にもこんな筋肉がつく日を夢見ている姿はまるで乙女のよう。

 

二つ目は、猫。いつも事あるごとに「見て、この猫かわいい」とどこから出しているのか分からない声で動画や写真を見せてくれる。見るたびに猫が欲しい気持ちが昂るようである。

 

そんなに欲しいなら飼えばいいのだが、夫は猫アレルギーなのでなかなか飼う踏ん切りがつかない。以前、猫アレルギー持ちじゃないことを証明するために猫カフェにいき、退店するまで症状が出なかったらアレルギーがないということにしてくれと言うので、猫カフェに行った。一見症状が出てなさそうであったが、鼻の中が鼻水でキラリと光ったのを私は見逃さなかった。

 

私の懸念としては猫の毛。神経質なので猫の毛に耐えられるか考えるだけで呼吸が浅くなる。毛の対処に加え、毛にアレルギー反応を起こしている夫の世話をしなければならないのはどう考えても私にのしかかる負担が重すぎではないだろうか。


という訳で夫と二人、スフィンクスを飼うことを想像してみた。スフィンクスはご存知の通り毛がうっすらとしか生えていないのでアレルギー持ちと毛に神経質な人間にはうってつけである。

 

顔があまりかわいくないと思われているが、スフィンクスの写真を何時間も見ていると自分の猫でもないのになんだか愛着が湧いてくるからやっぱりスフィンクスも猫であり、そんな破壊的なかわいさを持つ猫は怖い。結局、猫は買わない主義なので、野良のスフィンクスが万が一家までついてきたらたらうちの子にしようということで話がまとまった。もうすぐ春だから期待している。

 

そういえば本棚を他人に見せるのは裸を見られているようで恥ずかしいとよく言われたものだが(どこで?)、インスタグラムとかもそうだよなあ。夫の場合、見る人が見たらゲイのアカウントだと思われると思うんだよなあ。くれぐれも自分の身は自分で守ってほしい。

 

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実家の猫。かわいすぎか。やっぱり毛があるほうがかわいいのかなあ。