家族への贈り物

先日、祖母の誕生日だったのでプレゼントを送った。今年はいろいろあって敬老の日は何もできなかった。いろいろと言っても何があったのかさっぱり思い出せない。

 

うなぎが好きらしいが、孫の桃子は俗に言うところの無職であるのでご勘弁をということで、煮魚と焼き魚の詰め合わせ。私でさえ日々ご飯の用意をすることほど面倒なことはないと思っているのに、祖母の年齢を考えたら本当に大変だと思う。私はできない。だから夫より先に逝きたい 

 

 

祖母は真面目に生きてきた人だが、周りに振り回されたり心配したりで大変だったと思うので(祖父はコロコロ職を変えるし見えないところにハートのタトゥーが入ってて100歳まで生きそうだったのにあっさり死んじゃうわ、息子は優秀で将来有望だったのに大学中退してダンサーになるわ、娘は看護師だったのにミッドライフクライシスで突然仕事辞めるわ)いっぱい食べて長生きして欲しい。うちの家系は毛だけじゃなくキャラも濃いというか、アクが強いというか、とにかくしんどい。

 

そして夫の祖父からお歳暮が届いた。家族同士やしお中元とかお歳暮とかいい加減やめようやと提案しても受け入れてもらえない。こんなに不毛なことないって繰り返し繰り返し言ってるのに聞こえないふりをされている。たぶん、こういう態度が義母に気に入られない要因だと思う。でも私は諦めない。

 

ちなみに義祖父は100歳を越えている。全くボケておらず、未だに一人暮らしをしている。大正、昭和、平成、次の年号を生きられるというのは一体どんな感覚か。好物は肉、そしていも焼酎。最近のお気に入りはファミチキ。夫曰く、100歳がファミチキにくらいつく姿は結構ヒクとのこと(失礼)。

 

 

 

というわけで、義祖父へは肉系を送ることに。義母には全く好かれないのに義祖父にはなぜか気に入られているモモコであるが、あるとき電話で話した時「桃子さんの旦那さんは元気にしてますか」と聞かれた。やっぱり三人兄弟の真ん中は大切にされないと言う事が改めて証明された。