おそらく唯一の大掃除らしき掃除
大掃除の日。入居してから一度も掃除してない網戸の掃除にいい加減とりかからないとだめだと思ったのは去年だった。寝室と物置みたいな部屋の網戸は外からしか外せず、カバーが付いているため、一人ではできない仕組みになっていて、つい放置しまっていた。
長らく放置していたため汚すぎて小手先ではどうにもならないから、いっそのこと網戸を外して洗っちゃったほうが手早く出来ると判断。嫌がる夫を無理やり手伝わせ一緒に掃除。
網戸の目がつまりすぎると幸せがやってこないよ!と夫を説得すると、幸せは内から育つんや、網戸が詰まっていれば幸せは逃げない、とそれっぽいことを言われて一瞬誤魔化されそうになる。
マンションの共有部分に、多目的の洗うスペースがあるのだが(本当の目的は知らない)そこで夫はスウェット、私はシャカシャカジャンパーを着てせっせと網戸を洗っていたら、通りがかるキレイなお母さんたちに冷たい目線を向けられ地味に傷つく。
あんたらの網戸だってきたねーんだからな、と心の中で毒づいて平常心を保とうとするも一度傷ついたガラスのハートはなかなか元には戻らない。社会に出ていないので、人の悪意に対する免疫が落ちてきている今日このごろ。
網戸がすっかりきれいになったので2019年は幸せがいっぱい家に入ってくる予定。家で生まれるらしい幸せはなんとか家の中にとどめておきたいがどうしたらいいか。
網戸掃除頑張った日の晩御飯はシェパーズパイ。師走っぽい。そしてサンタクロースが私の元にくることはついぞなかった。いい子にはしていたが、どうもアピールが足らなかったようだ。