気楽だけど全然気楽じゃない日々

以前の職場の人から突然の電話。この方は、ちょくちょく電話をかけてきては、こんなことあった、あんなことされたと詳細な求めていない報告をほぼ一方的にしてくれる。私はコールセンターで働いていた経験があり、人の話に寄り添うことと相槌のスキルはピカイチである。真顔で心のこもった声をお届けすることができます。

 

一回かかってくると長いので、最近はかかってきたらごはん作り出したり、お風呂入ろうとしたりして、なるべくハデは音が出るように気づかいながら私は忙しいアピールをしてなんとか早く切り上げようと工夫している。今のところ私の努力は無視され続けているのだが、いつか気づいてくれると信じている。

 

そんな以前の職場で、最近警察沙汰になったらしい。その人の居場所は来客が来た時に一番近いところなので、うちのオフィスに殺人者がやってきたら真っ先に殺られるやん、と以前笑い話にしていたのだが、それが現実になりかけた。

 

その人が対応せざるを得なかったようで(一番はじめに目が合ってしまったから)、突然の訪問者をなんとか落ち着かせ、警察を呼ぶところまで一人で対応したようだ。もちろん他にも従業員はいる。どうしていたのかというと、まさかの知らんふり。全員。ああ、こういう職場だったから辞めたんだったなあと思い出した。

 

最近、ももこは仕事してなくて気楽でええなあーとさまざまな人から言われる。実際そんなことないのである。私なりに様々な苦悩がつきまとっているのである。具体例をあげろと言われても正直思いつかないし、まあ、家にいてテレビ見て昼寝を貪っているのが大半だから気楽というのはある程度間違いではない。かもしれない。

 

私を羨ましいと本気で思うなら、自分も仕事辞めて昼寝して他人から余計なおせっかいを焼かれたりして(働いていない今の時期に子供の一人でも産んで育てたらどうかとか、せっかくの学歴と職歴がもったいないとかいう部類)イラついたらいい。気楽を極めるには確固たる意志を持たなければならない。全然気楽じゃない。

 

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このたびの冬はモツ鍋をよく食べています。毎回胸やけがするような気がしますが、思い違いだと言い聞かせています。