新生活、はじめました。

突然だが、少し前から働きはじめた。フルタイムはもういろんな意味で無理であるので、無理せず事務のパートで働くことにした。働きたくなんか全然ないのだが、かといって家にずっといるのもなんか飽きてきたし、お小遣い程度にお金が欲しい。しんどくない仕事だったらできるかなーというゆるい気持ちである。

 

求人は布団の中でスマホで見つけて(なんと今風なことか)、履歴書もメールで送り、忘れたころに連絡がきて面接することになった。面接では軽く仕事内容や職務経歴を話したものの大半は世間話しかせず、これは雇う気がないけどしゃーなしで面接したパターンやな、時間と交通費無駄にしたわ、と思った。

 

面接後、忘れたころに採用の連絡がきて、気がついたら翌週働くことになっていた。前の職場も大概ゆるかったのだが、今の職場はそれを上回るほどにゆるい。まず、何時に出勤したらいいですかと聞いたら、9時でも9時半でも10時でも何時でもいい、9時半の方が電車が空いてていいんじゃない、と言われた。そして確かにみんな来る時間が見事にバラバラで10時くらいまでに来たい時間に出勤しているようだ。

 

初出勤日に時給の話するのかと思っていたら、まさかの担当者が旅行に行っているのでいない。その後も私の出勤日と担当者の出勤日が合わず、時給の話をせずに時がたち、経理の人がその人にはっぱをかけて給料の締日にようやく時給の話ができた。

 

少人数の職場なので、いろんなことが筒抜けになりそうな空間で働くのだが、給料のような個人的な話をするのはエレベータ前の一畳くらいのスペースに立ったまま。変なことには慣れてしまっているから私はかまわんけど、ええんかいな。

 

何がうれしいかって、みんなが笑顔で優しいこと。前働いていたところはみんな悲壮な顔で陰で蹴落としあい合戦が繰り広げられていたから、こんな平和な世界があったんやとカルチャーショックを受けている。そして余計な詮索されないし、誰かから監視されていることもない。穏やかな気持ちで働けるという、普通のことがうれしく感じられてなんか得した気分である。

 

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残り物のおかずを適当につめてお弁当を持っていっている。