買い物は大変なんやで

スーパーの特売日は毎週水曜日。野菜、肉、米が安いのでいつも大量に買うのだが、そんな日に限って夫はいない。何のための夫、そして何のための筋トレ。役立たずの称号を与えてやりたい。

 

先日は、米2キロ、じゃがいも玉ねぎニンジンなどの重め野菜そして鶏ムネ肉2キロ以上買ってどうやって持って帰るねん、と途方にくれたのだが、誰も助けてくれないので自分で持って帰るしかない。文字通り両腕が引きちぎれる思いだった。

 

自転車ではなく、徒歩でスーパーに行く理由がある。私の自転車にはカゴがない。それは数年前の真夏のことであった。カットトマトのパックを買い、自転車のハンドルにぶら下げて乗って帰ろうとしたら、フロントフォークとスポークの間にはさまり、破裂した。しかもカットトマト二箱とも。そしてパンツにトマトの残骸をしっかりと浴びた。

 

運悪く白いパンツを履いていたため、トマトの赤がまるで血を浴びたかのように鮮やかであった。そして周辺の道路は一見したところ誰かが刺されて血が噴き出た事件現場のようであった。誰にも見られずに自分の家まで帰れたのは不幸中の幸いであった。

 

というトラウマがあるので買い物は徒歩で行かねばならない。すごく辛い。毎週水曜日、その日の買い物がどれだけ重かったかを夫に訴え、腕がどっか飛んでくんじゃないかと思うくらい痛かったことをこんこんと説明をする。しかし、これでもかと腕を見せるも傷もあざも何も残っておらず、全然説得力がない。

 

あんなにしんどい思いをしているのだからアザの一つや二つ、勲章としてというか証拠として私の体に残しといてくれたってええやないの。

 

ちなみに白いパンツは漂白剤で洗っても完璧に汚れが落ちなかったが、真夏の太陽に一日当てたら魔法のように真っ白になった。トマトを浴びたのと同じくらいびっくりした。

 

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