台湾旅行 二日目 台北～台中

完全に寝不足だが6時起床。朝食会場ではスティックシュガーを何本もそのまま食べたり、ほんのちょっぴりのりんごジュースにスティックシュガーを何本も入れて嬉しそうに飲んでいる中国人の子供が完全にシュガーハイになり、祖父母を困らせているのを横目に朝ごはんを食べる。

ホテルを出発して、忠烈祠で9時から行われる衛兵交代を大雨の中鑑賞。見事にじーっとしている衛兵の写真を夫がしつこく間近で撮っており、衛兵に対して申し訳なく思う。かと思えば、若いオナゴたちが、衛兵の監視役というかセキュリティをしている男前の男子に熱を上げ、撮影会が密かに執り行われていた。メインは衛兵で、頑張っているのも衛兵なのに、本当に気の毒である。

でも確かにその監視役の男の子は男前で、「あの子かわいかったわあー」と言ったら、若い男のことをかわいいと言い始めたらオバハン確定と夫に言われたので、晴れてオバハンデビューを果たしました。

その後は故宮博物院へ。ガイドさんがいろいろ説明してくれるのだが、館内は暗いし適度にあったかいし寝不足だし、話の内容が右から左に流れるどころか、口からも鼻からも流れ出ているような気分であった。ガイドさんが「こちらの丸顔でおちょぼ口なのが美人像です」と現代の美人とはかけなはれた像を指さした。

すると夫が、丸顔でおちょぼ口と言えばモモコのことやん、と失礼なことを言い出す。どうやら生まれてくるのが千年ほど遅かったようだ。千年前なら美人だともてはやされていたに違いない。

私に似ているらしい美人像と何とも言いがたい犬 。ワンコの歯、どうしちゃったんだろう・・・

その後中正紀念堂へ行き、またかわいい衛兵の写真を撮ったり、写真撮ったら魂が抜かれるから嫌と逃げ惑う義母を執拗に追いかけて一緒に写真撮ろうとしたり、タピオカミルクティ飲んだりしながら台中へ移動。

台中では宝覚寺で布袋さんのお腹をなで、大雨でずぶ濡れになりながら中華路夜市に出かけ、偶然見つけた薬膳食堂でスッポンスープを食べた。初めてのスッポン。手足がそのまま入ってて爪とかそのままだしかなりグロテスクな見た目。「私はスッポンを食べている」と思いながら食べると吐きそうになるので、何か美味しいものを想像しながら食べるのがおすすめ。味は優しい味でおいしい。

夜市の風景とスッポンの爪つきの前足か後ろ足。

そのあとは台湾旅行で一番楽しみにしていたと言っても過言ではない足裏マッサージへ。足裏、すね、ふくらはぎのどこを押されたりさすられたりしても痛い。優しい顔のおばちゃんが中国語で長々と説明してくれるのだが、一体どこが悪いのか全く分からない。わからないけどアンタかなり不健康だよ、と言われているのは言葉が分からなくてもなんとなく理解できた。まだ30代なのに。これからの人生が不安でたまらない。

私が将来の不安に押しつぶされそうになっている中、夫がどうなっていたのかというと、おじさんに扁平足を見せたら若干引かれてショックを受けていた。さらにマッサージ中に夫が寝落ちすると痛いツボを押して起こされるというのを何度も繰り返されて完璧に遊ばれていた。

この日も普段の就寝時刻からだいぶ遅れて就寝。もちろんパンツは捨てた。