旅の目的を忘れてフードファイト こんなところにもう一つ清水の舞台が!?

先日、夫と京都へ。今回のメインはコリスというレストランで私のバースデーディナーを食べること。何回予約電話しても満席だったコリス。月末に翌々月の予約開始ということが判明し(曖昧)、予約開始日に夫が66回連続で電話して(ほんと)やっと予約がとれたコリス。愛する妻のために必死で電話したと言っていたが、愛しているからではなく恐れているからであろう。

 

日中は京都観光。何回も京都には行っているので行ったことないところも限られるが、行ったことあるところや人混みに行くのもアレなので、無理やりにでも行ったことないところへ行く事にする。今回の京都旅の裏テーマは「こんなところにもう一つ清水の舞台が!?~穴場を求めて~」である。

 

11時ごろ一乗寺駅に着き、狸谷山不動院に向かって歩こうとしたところで早速トラップが。ラーメン二郎である。夫はラーメンはコスパが良くないという理由で好んで食べないくせに、職場のラーメン同好会に入っている。メンバーであるにもかかわらず二郎系を食べたことがなかった夫は、二郎に出会ったのも何かの縁と言い張り迷わず入店。「初めての人は注文しないでください。プロ向け」と明記してあるにもかかわらずそれを無視して大ラーメンを注文。大ラーメンの麺500gってなに。

 

見るからに胃もたれ起こしそうなラーメンにビビった私は半分の150gを注文。半分とはいえ、普通のラーメン屋で出てくるラーメンの普通以上の量が出てきたんですけど、どうなってんの。夫に限っては入れ物がもはやどんぶりではなく鍋。満席だったけど誰も大ラーメンなんて頼んでないことに後から気づいていたがもう遅い。

 

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左が二郎では半分だが、一般的な大きさ。右は大ラーメン野菜多め。

 

夫は私の反対を押し切って大を頼んだ手前、食べきるしか道は残っていない。満腹中枢は20分でやってくるという持論を持つ夫は、止まることなく無言でラーメンをすすり続けた。私はと言えば、ぶりっ子でもなんでもなく(私は大食いの早食い)、三分の一食べたところで夫に残りをあげたかったのだが、500gの麺とフードファイトしている男にそんなこと言えるはずもなく、頑張って食べきった。

 

ラーメン屋での出来事が濃かったせいで、その後行った狸谷山不動院も金福寺も詩仙堂も喫茶店巡りも色あせてしまった。写真で見返すと全部よかったなあ。そしてコリスがメインイベントだったのに胃もたれ万歳ラーメンを食べるという失態をおかしたため、動けるだけ動いて消化を促しお腹を減らそうと頑張ったのだが、努力も虚しく結局予約の時間までにいい空腹の塩梅にならず。

 

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コリスはおいしかったけど、お腹が万全の状態であれば数倍おいしかったのだろうと推測される。あんなに楽しみにしていたのに、夫のせいでこのような結果になりとても悔しい。66回電話して予約できたあの努力は何だったのか(努力したのは私じゃないけど)。次回は空腹状態で、むしろ二、三日前から調整してコリスに挑みたい。フードファイトは続く。

 

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