「インフルエンサー」がウケる話

最近、ナンシー関さんの本を読み漁っている。図書館で借りようものならほとんどが書庫入りしていて、どんなに古い本借りとんねんと司書さんの顔に書いてあるんだけれども、そこは耐えて読みまくっている。

 

今読んでいるのは1993年のコラムをまとめたもので、私が物心ついたかついてないか怪しい年齢のころに書かれている。書かれていることのほとんどが分からないというか歴史を読んでいるかのようだし(大げさ)、出てくる有名人のほとんどが分からないし死んでいる人も多そうだ(失礼)。時折グーグル先生に質問しながら読み進めている。

 

今の芸能界は炎上や不倫や逮捕や突然の引退などでいろいろ賑わせているが、当時の方がなんかもっと過激というか下衆というか、現代がかわいく思えてくるくらい、いろいろあったようだ。

 

それにしてもナンシー関さん自身、その発言今やったらアウトやで、分かってる?みたいなことをちょくちょく述べている。時代が大らかだったのだろうか、今はみんないろんな意味で敏感だよね、私も含め。


ナンシー関さんがご存命であれば、ぜひ今流行っている「インフルエンサー」なる肩書の人のことをどうこき下ろすのか、いや、表現なさるのかをぜひ読んでみたかったなあとしみじみ思う。それにしても「インフルエンサー」ってすごい肩書だと常々思っている。だって影響を与えるんでしょ、人々に。ウケる。自らそれを名乗るってほんとスゴイ。

 

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朝日をあびるシナモンロール