新しい不倫の形態について考えてみた

どうやら巷では様々な形態の不倫が横行しているようだ。ホテルでの濃厚な密会、家族が留守の隙に家に連れ込むスリリングな逢瀬といったありきたりな不倫の時代はもう終わった。

 

少し前から流行っているのは「ポケモンGO」不倫。ポケモンGOのゲームアプリでポケモンをゲットしつつ、ポケモンマスターへの道を歩みつつ、共に街を徘徊するのだ。

 

ポケモンGO不倫のパートナー選びには意外にも試練がある。まず、同じようなレベルじゃないとお話にならない。あまりにもレベルが違うと一緒にいても足手まといになるだけ・・・。あくまでも優先するべきなのは、相手の見た目やアレの相性や金ではなく、ポケモンなのだ。

 

続いて「山」不倫というのもじわじわ来ている模様。山登りという一見爽やかに思えるアクティビティを通して不倫に講ずる者が続出。おそらくお互いの婚姻関係にあるパートナーには、山登りサークルのみんなで山登りに行くとでも嘘をつき、山の最寄り駅で二人きりで待ち合わせて、山の中でのひと時を愉しむのだろう。

 

山を登ることによる息切れと動悸、蜂などのあらゆる虫や猪に襲われるかもしれないという不安と恐怖による吊り橋効果で不倫愛が深まることが予想される。

 

共通するのは、最近の不倫はホテルや家なんかの室内にしけこむのではなく、公衆の面前に堂々と出てきて、おおっぴらにやってのけてしまう点だろうか。知り合いに見られたところで、一緒にポケモンを捕まえてるだけとか、山に登ってるだけの友人関係とでも言えば、嘘をつきとおせるかもしれない。ああでも、結局ホテルから出てくるところを見られたら一環の終わりか。

 

という会話を繰り広げながら夫と六甲山に登りました。自然に触れ、マイナスイオンを浴び、日々蓄積された精神的疲労から解放され、毒素を排出するいい機会だというのに、爽やかさゼロ、そして昼間のワイドショーを彷彿とさせる脂っぽさ満載でございました。

 

f:id:momosjournal:20190616083101j:plain

死にかけ。何故登山なんかに来たのかと自分自身に疑問を投げかけているところ。