心のなかのブレーキ

最近しばしば、ぐずりたい気分になります。

 

例えば、休みの日、朝起きたら11時で、朝ごはん兼昼食を食べて、映画二本見て、そのうちの一本が「この世界の片隅に」で、戦争関連の映画は一生見ないと心に誓っていたのに、ジブリ好きだけど「火垂るの墓」だって見てないのに、なんなら節子が鍋かぶってる絵を見てるだけで何かが喉につかえるのに、「この世界の片隅に」を見ないと夫がTSUTAYAに返却してくれないから仕方なく見たら、ことのほか素晴らしい映画でした。

 

どんなに映画が素晴らしくてもやっぱり戦争は悲しくて、さんまさんが出ていた「さとうきび畑の唄」をうっかり見てしまってしばらく何をするにも涙が止まらない、という事があった過去を思い出したらさらに悲しくて、悲しさを紛らわすためにバナナパウンドケーキ焼いた。

 

晩御飯に好物の親子丼を食べて、平和な時代・平和な国に住んでいて心から感謝するんだけれども、でも翌日会社に行くのはとてつもなく気が進まなくて、「週のたった三日間働くだけなのに!?驚笑 むしろ辛い事なんて何もない人生なのに!?大笑」と夫に心無い言葉を吐かれ、週に何日働こうが労働は労働だろうがって話だし、週に三日働くことが負担かどうかなんて個人の勝手だし、ていうか週に三日を馬鹿にするなっつー話だし、辛い事が何もないなんて勝手に決めつけるなって怒り心頭だし、「むしろ」ってどういう事だよ、使い方間違ってんじゃねーかよ。

 

そして、なんで私はまともな大人ぶって働いたり、優しい嫁ぶったりしているんだろう、と虚しく思ったときに、床に寝そべって思いっきり「働きたくないよーーーー!うえーーーん!何で夫の年収三千万くらいないんだよー世帯主なんだから養えよーー!」と何も構わずに暴れたくなったりするんです。それがしばしばあるんです。

 

私のなけなしの何かがブレーキとなって、今のところぐずるにはいたっていないのですが、そのブレーキが外れるのは一体どういう時なのか、それは一体いつなのか、個人的に大変興味があります。

 

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猫さんはええのう。