増税に備えて

世間が増税、増税と騒ぎたてるので、「何かを買わなければならない」という思いに駆り立てられる。だが、考えても考えても現時点で取り立てて必要なものが何も思いつかない。それなら買わなきゃいいのだが、「何かを買わなければならない」という思いに憑りつかれてしまったので、何かを買うまで私の気持ちは収まらない。

 

欲しいものは何か、より深く掘り下げて考えてみたところ、必要ではないが欲しいものはいくつかあった。だから買った。こういうのを、世間では「無駄遣い」と呼ぶのではなかったか。結果、「買いたいものがあったら、1か月待って。1か月後にまだ欲しかったら買ってもいい」とか「買うものは欲しいものじゃなくて必要なもの」とか「ワンインワンアウト」とか、そういう金が貯まるミニマリストの法則みたいなものを全て無視することに。

 

そして必要なものなどない、と言っておきながら唯一必要だから買ったダイニングチェア(使ってない)用の脚ピタキャップは、椅子の脚に装着してから欲しいタイプじゃなかった事に気づき、私はただ増税後に備えて賢く買い物したかったはずなのに、ほんとに一体何をやっているのか。

 

「間抜けな消費者に増税前に節約になると思わせてその実ただの無駄遣いさせよう作戦」にまんまとハマってしまった間抜けな消費者は紛れもなく私です。本末転倒というか安物買いの銭失いというか爪で拾って箕で零すというか、自分の訳の分からなさ加減に項垂れる増税二週間前。

 

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間違えて買った脚ピタキャップとは、これのこと。本当はフェルト付きがよかったのだが、ちょっとだけ安いからこっちにしたらフェルトが付いていなかった。安いのには理由があったのだ。今回の場合はフェルト代。家にあったフェルトを切って貼って事なきを得ました。

本命だったベルメゾンの脚ピタキャップは、若干お値段高いが、フェルト付き。リッチな人はこっちのタイプがおすすめ。