漬物、はじめました。

唐突だが、漬物が好きだ。最近無性に漬物が好きである。昨日仕事から帰宅したら、午後から出勤だった夫により、掃除洗濯晩ご飯の用意が全て終わっているという、これぞ主夫の鏡的な状態だったのだが、何よりもうれしかったのは、私が何日も買い忘れていた漬物が買ってあったことだ。

 

私が若くて馬鹿だったころ、漬物の存在意義を全く理解していなかった。着色された塩辛い萎びた野菜、ていうかこれは何から出来ているの?としか思っていなかった。実際今も奥深い漬物について分からない部分は多い。作り方や何でできているのかを知っていますか、作ってみたいですか、と聞かれれば胸を張って澄み渡った声ですべてに「いいえ」と答えるだろう。

 

それでも、漬物は食事に彩りを添えるものであり、間違って嫌いなものを食べたときのお口直しであり、ご飯食べる事に飽きがちな私を飽きさせない為に重要な役割を果たしてくださっている。だから、しば漬が茄子からできていることもたった今学んだ。なのにうちのしば漬はきゅうりで出来ている。意味が分からない。でもそんなことどうでもいい。なぜなら漬物に心を奪われているから。

 

漬物さえあれば、苦手な白米がどんなけでも食べられるし、他に何もいらない、というのは言い過ぎだけど、だってやっぱりほら、白米って味ないし、ポテトサラダとかたまご焼きとか唐揚げとかも食べたい。漬物だけは無理やで、いくらなんでも。おかずやないもん。

 

とまあ、結局なにが言いたいのかというと、漬物はないよりあった方がいい。

 

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漬物を入れ忘れたお弁当(夫作)。こんな見た目だけど(失礼)私が作るよりも何倍も手が込んでいる。