全力の月曜日

ついに来てしまった、12月が。毎日、神社にお参りし、お月さまにもご先祖様にもお祈りしていたのに、私の渾身の祈りは微塵も受け入れられることがなく、普通に12月になった。

 

平常心を装って出勤。とてもどきどきしている。うまく仕事ができるか、とかそういうことに悩んでいるのではなく、主に、米粒ほどの大きさしかないおのれの体力と仕事に対する情熱とキャパシティーをどのように五日間に分配すればよいのか、ということに悩んでいるのである。週五日働くからといって、仕事量を増やされたり、新しい仕事を任されたりするのも困るので、そのことについても悩んでいる。

 

そんな月曜は、暇。暇なとき、わが社では「手が空いていますので手伝えることがあったら仰ってください」と申告する謎のシステムを採用しているのだが、そのシステムの存在意義がどうしても理解できないので全力で無視し、仕事をしているフリをすることに全力を注ぐ。

 

だが、暇だと時間は流れるのは遅く、そして眠い。眠いので、トイレに行って鏡で自分の姿を見ると、そこにいたのは白髪が二本生えた自分。何だかんだ白髪を見つけると毎回ショックを受ける。まだ老いを認めたくないのかもしれない。仕事では決して出すことのない集中力を白髪を抜くことに一心に注ぐも、白髪が抜けてくれることはなかった。

 

かくして月曜日は仕事のフリと白髪を抜く事に全力を注いで平和に終わった。残りの四日間もこんな感じで駆け抜けて行きたい。

 

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手の込んだお弁当、誰か作ってくれないかなあ~