恐ろしい場所だわ

確かに規則を破って犬(しかも臭い)を共用部分で歩かせているとある住人が憎いあまり呪いをかけたはかけたが、だからといって「お前ん家の臭い犬が死んだ後に子供が生まれるとしたら、その子が臭い犬の生まれ変わりでありますように」とはさすがに呪っていないのに、ある時から臭い犬を見かけないなあと思っていたら、どうやら亡くなったらしく、数か月後には奥さんのお腹はみるみる大きくなっていき、あっという間に女の子が生まれたのだが、その女の子はタイミングから考えると十中八九臭い犬の生まれ変わりじゃない?などということを軽々しく口にする私と、とある事情で法の番人のお世話になっている夫の同僚が、家に帰れるはずだったのに、このたびもうしばらくの間家に帰れない事になったが、それは恐らく年内には帰してくれるための措置だから大丈夫、と真剣に同僚と話し合う夫では、一体どちらの方が不謹慎か。

 

私としては、どう考えても両者とも不謹慎だし、こういう事を平気で日記書いちゃうあたり、正真正銘頭がオカシイのかもしれない、とおのれを疑いたくなると同時に、私たちがこういう事を平気で考えるということは、周囲も我々のことをそのように考えているということでもあり、世の中って本当に恐ろしい場所である。下手したら地獄よりこの世のが怖い場所かもしれませんね。

 

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おのれの不謹慎さに震えつつケーキを頂く日曜日。