涙をこらえて

よく分からないまま、気がついたら来週、平成の天皇誕生日もクリスマスイブもクリスマスにも働かなければならないことになっていた。平成の天皇は上皇になり、仏教の国日本としてはクリスマスは祝日でも何でもないただの平日なので、働いて当たり前と考える向きもあるかもしれないが、おかしいのである。

 

平成の天皇が上皇になったからといって、30年間も国をあげてお祝いしてきたのに、突然手のひらを返したかのように誕生日をお祝いしないなんてそんな寂しいことはない、とどうして誰も声をあげないのか。それともなんだ、「お上がそう言うなら」精神でただ何も考えずに従ってるのか。日本人は義理深いんじゃなかったのか。

 

さらに、日本ではクリスマスは商業的な感じしかしないが、世界的に見るとクリスマスというのは大事な日なわけである。だから当然私も世界中の人々と共にクリスマスを祝った方がいいんじゃないのか。

 

だのに、いつのまにか25日の納品の業務に携わることになり、必然的に平成の天皇誕生日の23日も、クリスマスイブの24日も、クリスマスの25日も働かなければならないということになっていた。

 

このまま行くと、ノリで26日も27日も働くことになりそうだ。今年の正月休みは計9日間に留まりそうで涙を必死でこらえている。いつ涙が頬をつたってもおかしくない。だから明日は休むことにした。それくらいしたっていいと思う。