ポンコツ忍者

夫が朝五時に起床。真っ暗な中、なぜ出勤できるのか、どういう神経しているのか、全く理解できない。前夜には「朝早いから起きなくていいよ!起きてくれたらうれしいけど・・・」と上目遣いで語りかけてきたが、そんなもの無理に決まっている。夫婦間であっても、時には白黒はっきりさせないといけない時がある。昨夜がまさしくその時であった。

 

「モモコのこと起こさないように、忍者のように準備して出勤するから安心して」の言葉とは裏腹に、いつの間にか私の耳元に移動してきた夫のスマホが五時に盛大な音を立てて鳴り響いたかと思ったら、寝室の扉を閉めてから電気をつけるなどの気づかいは全く見せず、電気シェーバーや電子レンジをこれでもかと使い、そしてトイレで屁をかます夫。ポンコツ忍者か。

 

出勤時には、これまた廊下の電気が煌々と光る中、寝室の扉を開け、「行ってくるね」と報告して出勤。「起こさないように」も「忍者のように」も「安心」も何一つ達成されぬまま張り切って出かけていった夫の後ろ姿は、とてもすがすがしく見えた。

 

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お土産いっぱいもらった