死の耐久レース

みるみる太っていく一方のおのれの姿に心を痛める。痩せるための行動はしていない自覚はあるが、太るための行動もしていない自覚がある。それならば痩せも太りもしないはずである。私が寝ている間に「水や空気にもカロリーがあることが発覚!」みたいなニュースでも流れたんじゃ、と思わずにはいられないほど太っていくのだが、そのようなニュースは流れてましたでしょうか。

 

世の中には夫のように、基礎代謝がとんでもないことになっていて、何もしていないと痩せていく人間がいる一方、私のように、何もせずただ生きて年老いていくのと比例して代謝が落ちて一定の体重が保てずに太っていく人間もいる、という受け入れがたい事実があることを夫から聞かされる。

 

受け入れられないまま、とりあえずクロスランジスクワット(スクワットでしゃがむ時に足を後方でクロスさせるスクワットの進化系)をすることにしたのだが、夫が面白がって足をクロスする時に腕を上に上げろだの、腕を上げる時に手を握って腕を下げる時に手を開け、などとどんどんアレンジを加えて行き、終いには見ていたドラマが終わるまでやめられない死の耐久レースに突入。

 

こういう時に災いするおのれの粘り強さと真面目さを呪いつつ、最後は倒れこむようにクロスランジスクワットデスレースを終える。文字通り体の様々な部分が死んだ。みなさんもやってみなはれ。私はもう二度とできない、いや、やらない。 

 

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怪しげなドリンク・・・これは太るのだろうか、痩せるのだろうか・・・