歩いて帰ろう

日曜日に仕事に行った夫は本日お休み。そんな日、私なら家から出ない道を選ぶが、なんと夫は4、5時間街を歩き回っていたらしい。それもこれもドラクエウォークに新しい「なんちゃら」が増えて「なんとか」ができるようになったから。「なんちゃら」と「なんとか」について複数回教えてもらったはずなのだが、思い出すことができない。

 

そんな夫が徘徊ルートに私の職場を加えたので、職場から歩いて家まで帰ることに。6時間座って仕事していた私と、4,5時間歩き続けていた夫では、普通夫の方が疲れていそうなものだが、断然私の方が疲れている。夫が規格外に体力があるせいなのか、それとも私が規格外に体力がないせいなのか、どっちだろうか。

 

歩けなくても体を前傾にしたら自然と一歩前へ進める、という格言を信じ(そんなのないと思うが)歩いていると、夫による突然のおなら。言っておくと、我が家ではおならをしてはいけないことになっている。それがたとえトイレの中でも駄目だ。それなのに、おなら。しかも一番駄目な音付き。

 

当然私が怒ると、「ご、ごめん!俺の暴れア○スが踊ってんねん!止められへんねん!」という、謝ってるのか言い訳なのかふざけてるのか喧嘩売ってるのか一瞬惑わされるフレーズをサラっと言ったので、周りの目が気にならなくもありませんでしたが、夫の脇腹を拳で殴りつけました。何度も。

 

怒りが収まらない中歩いていると、今度は横断歩道ですれ違ったジョギング中のおじさんがすれ違いざまに屁(音付き)をこいてきたので、世の中ももう終わりなのかと。なぜすれ違いに屁をこくのかと。お前の暴れア○スも踊ってんのかと。

 

ちなみになんで暴れア○ルではなく暴れア○スなのかというと、特に意味はないらしいが、グーグル先生に二つの違いを尋ねたらア○ルは形容詞でア○スは名詞と教えてくれたので、偶然にも夫の使い方は正しいのであった。

 

でも夫は平然と嘘をつく人間なのは分かっているので、実はア○ルとア○スの違いを知っておりとっさに正しい方を選択してしまったが、なぜ知っているのかを妻に説明するのは大人の事情により憚れるので、意味はないと嘘をついているという確信犯である可能性は捨てきれない。それはそうとして、グーグル先生、下品なこと聞いてごめんなさい。