靴下マイスター

今日は何もない一日だった。特筆するとすれば、掃除中にふと思い立って新品の靴下全てを集めてみたら買い物かご一つ分くらいあって、現在使っている靴下も買い物かご一つ分くらいあって、我が家の人間(といっても私と夫しかいない)が如何に靴下を買うのが好きかということが露呈したことくらい。

 

現在使っている靴下だが、私のは両手で数えられるくらいしかなかったが、夫のは両手両足じゃ足りないくらいあった。もちろん夫足はワンセットしかない。しかも短足。そして扁平足。だから夫に整理してよと言うと、嫌々ながら靴下を仕分けしだしたが、結局捨てるのはないという。

 

なぜかというと、仕事用(お洒落)と仕事用(真面目)と運動用と私服用(靴から見えるタイプ)と私服用(靴から見えないタイプ)と家用の六種類に分けており、全部履いているから捨てるのはないのだそうだ。っていうかなんだよ、仕事用(お洒落)と仕事用(真面目)って。仕事なんだから常に真面目な靴下履けよ。

 

夫について、そこここに強いこだわりを持った人間だと思ってはいたが、まさか靴下にここまでこだわりを持っていたとは知らなかった。短足で扁平足だからコンプレックスなのか。できれば尊重したいと思う、夫の靴下愛。でもよく聞いて。向こう五年、靴下絶対買わないって約束して。買うとしたら今ある在庫全部使い切ってからにして。